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回想ディスコ
第1章 思い出の扉をあけて
「あ~ら、じゃあ私と同い年くらいね、きっと。
私の同級生の女子、ヒロミって名前、多かったもの。
生まれた頃流行っていたんでしょ、たしか。
私は裕子。
コロモヘンに谷、の裕ね。
この名前も多かったでしょ。いろんな漢字のユウコがゴロゴロ。
男子はヒロなんとか、なんとかヒロ、とか多かったわね」
一気にまくしたてた裕子さんは、男達に向かて手をひらひらさせた。
「そうそう、多かったな。
なんたってオレがそうだから。
正弘、弘美さんとおんなじ、弘法大師の弘だよ」
元バーコードが答えた。
だが、その後に続けて名を名乗る者はいなかった。
まあ別に名前を知らなくても困らない。
どうせ今夜この場だけのお付き合いなんだから。
「ところでみなさん、なんのお話されてたんですか?」
途中から加わった私はそこから聞いていかなければ話に参加できない。
すると今度は一番髪がフサフサして若く見える男が口を開いた。
私の同級生の女子、ヒロミって名前、多かったもの。
生まれた頃流行っていたんでしょ、たしか。
私は裕子。
コロモヘンに谷、の裕ね。
この名前も多かったでしょ。いろんな漢字のユウコがゴロゴロ。
男子はヒロなんとか、なんとかヒロ、とか多かったわね」
一気にまくしたてた裕子さんは、男達に向かて手をひらひらさせた。
「そうそう、多かったな。
なんたってオレがそうだから。
正弘、弘美さんとおんなじ、弘法大師の弘だよ」
元バーコードが答えた。
だが、その後に続けて名を名乗る者はいなかった。
まあ別に名前を知らなくても困らない。
どうせ今夜この場だけのお付き合いなんだから。
「ところでみなさん、なんのお話されてたんですか?」
途中から加わった私はそこから聞いていかなければ話に参加できない。
すると今度は一番髪がフサフサして若く見える男が口を開いた。