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アンバランスなsweet
第12章 絡んだ糸のように

真くんと笑いのツボが似ているのか、話すと凄く元気が貰えるんだ。
ストーカーの被害であるという、ハッキリとした証拠もないままに、
それからしばらく熊さんと真くんの里奈ちゃんへのお迎えは続いた。
――――あんまり、ひとに知られたくない‥。
ストーカー被害にあってるかもしれないなんて他の人知られたく無い。
同情と色眼鏡。
それを説明するには自分の過去を話さなければならず――。
――――まだ、彼と向き合う勇気‥、ないんです。
里奈ちゃんの気持ちを大事にする形で。
職場のみんなには里奈ちゃんのその災難の話を話せていない。
身元が分からない不審者ならともかく、
相手の身元が分かっていたし‥。
なにより里奈ちゃんが話が拡がることを望まなかった。
片桐さんが言っていた、
真くんと里奈ちゃんが付き合えば―――。
その話を思い出す。
熊さんの思惑なのか、
真くんが迎えにくる確率が多いような気がした。
ストーカーの被害であるという、ハッキリとした証拠もないままに、
それからしばらく熊さんと真くんの里奈ちゃんへのお迎えは続いた。
――――あんまり、ひとに知られたくない‥。
ストーカー被害にあってるかもしれないなんて他の人知られたく無い。
同情と色眼鏡。
それを説明するには自分の過去を話さなければならず――。
――――まだ、彼と向き合う勇気‥、ないんです。
里奈ちゃんの気持ちを大事にする形で。
職場のみんなには里奈ちゃんのその災難の話を話せていない。
身元が分からない不審者ならともかく、
相手の身元が分かっていたし‥。
なにより里奈ちゃんが話が拡がることを望まなかった。
片桐さんが言っていた、
真くんと里奈ちゃんが付き合えば―――。
その話を思い出す。
熊さんの思惑なのか、
真くんが迎えにくる確率が多いような気がした。

