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アンバランスなsweet
第13章 重なる唇

「レセプトも終わったし、髪を切ろうと思ってるんだ‥」
「えーっ!勿体ない。
紫乃先輩の髪はサラサラして綺麗なのに‥。」
未希ちゃんに髪を切る話をしたら、
ここのヘアサロンを教えてくれた。
ここでcutして貰ったという、未稀ちゃん。
確かに、可愛らしい髪形で。
ふわふわしたシルエットが彼女に良く似合っていた。
未稀ちゃんが誉めてくれたのは嬉しいけれど―――。
自分の髪なんて綺麗だなんて思ったことなんて無かった。
扱いにくいストレートな黒髪。
仕事の為に纏めるのだってパパッと出来ないし。
長くしていたのは、その方が幾らか女らしいかも、
なんて理由にすぎなかった。
「ありがとう、未稀ちゃん。
ちょっと、イメチェン?
肩ぐらいにして欲しいって、片桐さんからお願い‥されたから。」
「せ、ん、ぱ、い!
彼氏好みにイメチェンなんですね。
それならY市の駅前に素敵なヘアサロンが新しく出来たんですよ!
凄く素敵に仕上げてくれるんです。
美容師さんもイケメンだし。超優しいし。
せっかくイメチェンするんですもん。
紫乃先輩!冒険ですよ。」
「えーっ!勿体ない。
紫乃先輩の髪はサラサラして綺麗なのに‥。」
未希ちゃんに髪を切る話をしたら、
ここのヘアサロンを教えてくれた。
ここでcutして貰ったという、未稀ちゃん。
確かに、可愛らしい髪形で。
ふわふわしたシルエットが彼女に良く似合っていた。
未稀ちゃんが誉めてくれたのは嬉しいけれど―――。
自分の髪なんて綺麗だなんて思ったことなんて無かった。
扱いにくいストレートな黒髪。
仕事の為に纏めるのだってパパッと出来ないし。
長くしていたのは、その方が幾らか女らしいかも、
なんて理由にすぎなかった。
「ありがとう、未稀ちゃん。
ちょっと、イメチェン?
肩ぐらいにして欲しいって、片桐さんからお願い‥されたから。」
「せ、ん、ぱ、い!
彼氏好みにイメチェンなんですね。
それならY市の駅前に素敵なヘアサロンが新しく出来たんですよ!
凄く素敵に仕上げてくれるんです。
美容師さんもイケメンだし。超優しいし。
せっかくイメチェンするんですもん。
紫乃先輩!冒険ですよ。」

