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アンバランスなsweet
第13章 重なる唇

そんな風に楽しそうに言われたら断れなくて。
未稀ちゃんの幸せが私にも伝染したらいいな、なんてそう思って。
「行ってみよう‥かな。」
そんな理由で。
私は今ここにいる。
******
レセプト期間の遅くなる帰りは、
片桐さんが迎えに来てくれたりして。
私の宙ぶらりんな心の内とは裏腹に。
始まり出したお付き合いは割と順調に進んでいた。
多分‥。恋愛に慣れない私に、片桐さんが合わせてくれているのだと思う。
里奈ちゃんのストーカー騒ぎで、私の帰宅が凄く遅くなったあの日。
姉とは違い、普段は定時に帰る私が自宅に帰って来なくて。
雪もたくさん降っていたし、両親はとても心配していた。
理由を話したら、益々心配されて。
片桐さんにその話をしたら、
診療所から回り道せず真っ直ぐに家に車で送ってくれた。
歩いて帰ってもそんなに遠くない距離なのに。
車でなんて、すぐ着いてしまう。
未稀ちゃんの幸せが私にも伝染したらいいな、なんてそう思って。
「行ってみよう‥かな。」
そんな理由で。
私は今ここにいる。
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レセプト期間の遅くなる帰りは、
片桐さんが迎えに来てくれたりして。
私の宙ぶらりんな心の内とは裏腹に。
始まり出したお付き合いは割と順調に進んでいた。
多分‥。恋愛に慣れない私に、片桐さんが合わせてくれているのだと思う。
里奈ちゃんのストーカー騒ぎで、私の帰宅が凄く遅くなったあの日。
姉とは違い、普段は定時に帰る私が自宅に帰って来なくて。
雪もたくさん降っていたし、両親はとても心配していた。
理由を話したら、益々心配されて。
片桐さんにその話をしたら、
診療所から回り道せず真っ直ぐに家に車で送ってくれた。
歩いて帰ってもそんなに遠くない距離なのに。
車でなんて、すぐ着いてしまう。

