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アンバランスなsweet
第13章 重なる唇

レセプトの残業で本当に遅い時間になるのは、ほんの3日程度で。
その間だけの送り迎え。
2日休んで、丸2日昼夜勤務する片桐さんは、自分が迎えに来れない夜を杞憂していたけど、
そんな心配をしなくてもいいぐらいに順調に残業は幕を下ろした。
片桐さんだってお仕事で疲れてる筈なのに。
消防士のお仕事は大変だもの。
「俺が、紫乃ちゃんの顔が見たくて、だから。」
そんな優しい言葉で私を甘やかす。
片桐さんと一緒の時間は穏やかで優しくて。
私に愛を与えてくれる、彼との時間。
心に波風の立たない二人の空間は、
居心地が良くて安心するのだ。
―――私なんかでいいの?
―――私は‥いいの?
たまにそんな不安が胸をよぎる。
その間だけの送り迎え。
2日休んで、丸2日昼夜勤務する片桐さんは、自分が迎えに来れない夜を杞憂していたけど、
そんな心配をしなくてもいいぐらいに順調に残業は幕を下ろした。
片桐さんだってお仕事で疲れてる筈なのに。
消防士のお仕事は大変だもの。
「俺が、紫乃ちゃんの顔が見たくて、だから。」
そんな優しい言葉で私を甘やかす。
片桐さんと一緒の時間は穏やかで優しくて。
私に愛を与えてくれる、彼との時間。
心に波風の立たない二人の空間は、
居心地が良くて安心するのだ。
―――私なんかでいいの?
―――私は‥いいの?
たまにそんな不安が胸をよぎる。

