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アンバランスなsweet
第14章 初めてのデート‥。

真っ直ぐなストレートのセミロング。
その髪型は‥。
明るくて元気な感じかする反面、
少し私の印象を勝ち気な姿に変えてしまっていたから。
以前のおっとりとした、
(お姉ちゃんはぼーっとしたっていうんだけど。)
私の雰囲気に合わせて見立てたワンピースは、
何だか少しだけ違和感、があって。
‥‥なんか違う。
その違和感。
それは多分、片桐さんとお付き合いするって決めてから。
私のなかに小さく巣くっている、
漠然としたソレと同じもので。
―――でもこの時の私はその意味にまだ気が付いていなかったから。
違和感を感じないふりをして‥。
知らなかったふりをして――――。
セーターの色を替えたらいいのかな?
カラータイツにしたら可愛い?
一緒に歩いていて恥ずかしくない様にって。
片桐さんに可愛いって思われたくって。
そう必死で考えて。
一夜明けて、約束の時間は迫っているのに‥。
まだ決められなくて。
消去法で。
結局、セーターの色を赤に変えて。
タイツは無難な黒にした。
その髪型は‥。
明るくて元気な感じかする反面、
少し私の印象を勝ち気な姿に変えてしまっていたから。
以前のおっとりとした、
(お姉ちゃんはぼーっとしたっていうんだけど。)
私の雰囲気に合わせて見立てたワンピースは、
何だか少しだけ違和感、があって。
‥‥なんか違う。
その違和感。
それは多分、片桐さんとお付き合いするって決めてから。
私のなかに小さく巣くっている、
漠然としたソレと同じもので。
―――でもこの時の私はその意味にまだ気が付いていなかったから。
違和感を感じないふりをして‥。
知らなかったふりをして――――。
セーターの色を替えたらいいのかな?
カラータイツにしたら可愛い?
一緒に歩いていて恥ずかしくない様にって。
片桐さんに可愛いって思われたくって。
そう必死で考えて。
一夜明けて、約束の時間は迫っているのに‥。
まだ決められなくて。
消去法で。
結局、セーターの色を赤に変えて。
タイツは無難な黒にした。

