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第14章 初めてのデート‥。

「紫乃ちゃん、おはよう。」


「おっ、おはようございますっ片桐さん。今日は宜しくお願いします‥/////」




何だか緊張して変なあいさつになっちゃった。
だって、だって、デートだもん。仕方ないよね。



｢おはようございまーす！｣

｢おっお姉ちゃん！｣



初めてのデート。
両親は既に二人で日帰りの温泉に出掛けてしまい留守だったけれど、
これから彼氏が迎えにくると言うお姉ちゃんはまだ家にいた。


絶対片桐さんの顔を見に来たに違いない。

もう、恥ずかしいから止めて欲しいよ！
真っ赤なりんご見たいになった私のことは二人は無視して、微妙な挨拶を交わしている。




｢紫乃をよろしくお願いしますね。｣


｢お預かりしていきます。｣




もう！私子供じゃないのに！

恥ずかしかったけれど、洋服を買うの付き合って貰ったし、何だか凄くくすぐったいそんな気持ちがお姉ちゃんに対してこみ上げてきた。




｢片桐さん。いこう｣