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アンバランスなsweet
第14章 初めてのデート‥。

「新しいから、人多いですね。」
「そうだね。はぐれないように、手‥を繋ぐ?」
うんと頷く前に、片桐さんは私の手をとって歩き出す。
強引に掴まれた手首から伝わる体温が熱くて。
恋人繋ぎにかわって、からめられた指が俺の彼女だ主張しているようで。
なんだか、今日は知らない片桐さんの一面ばかり発見しているような気がした。
「紫乃ちゃんは、ショッピングモール良く来るの?」
片桐さんの言葉に首を振る。
だって‥、私の身長に似合う服はなかなか見つけられないし、人混みは苦手だから。
片桐さんとのデートの為に、
お姉ちゃんに付き合って貰ってのショッピングは楽しかったけれど、
何が理由が無いと、なかなか足が向かない。
「‥人混みが苦手で。それに、お洒落が苦手なんです。」
「じゃあ、ここは苦手?」
あぁ、私のばか。
片桐さんに気を使わせてしまった。
‥苦手だけど、初めてのデートなのに、そんな台無しにするようなこと、口にするなんて。
私どうかしてる。
「じゃあ、もう出ようか?」
「そうだね。はぐれないように、手‥を繋ぐ?」
うんと頷く前に、片桐さんは私の手をとって歩き出す。
強引に掴まれた手首から伝わる体温が熱くて。
恋人繋ぎにかわって、からめられた指が俺の彼女だ主張しているようで。
なんだか、今日は知らない片桐さんの一面ばかり発見しているような気がした。
「紫乃ちゃんは、ショッピングモール良く来るの?」
片桐さんの言葉に首を振る。
だって‥、私の身長に似合う服はなかなか見つけられないし、人混みは苦手だから。
片桐さんとのデートの為に、
お姉ちゃんに付き合って貰ってのショッピングは楽しかったけれど、
何が理由が無いと、なかなか足が向かない。
「‥人混みが苦手で。それに、お洒落が苦手なんです。」
「じゃあ、ここは苦手?」
あぁ、私のばか。
片桐さんに気を使わせてしまった。
‥苦手だけど、初めてのデートなのに、そんな台無しにするようなこと、口にするなんて。
私どうかしてる。
「じゃあ、もう出ようか?」

