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アンバランスなsweet
第15章 やり直す為に

「‥‥じゃあ、そこの喫茶店で話しましょう」
私達はここから歩いて直ぐの喫茶店に向かった。
――カランコロン
少しレトロな喫茶店の戸を開けると耳に心地良いベルの音が鳴り響いて。
コーヒーの香りに包まれる。
その喫茶店は昔からこの場所にあるお店。
平日のお昼どき。
ランチのお客さんがチラホラと見えて。
場所がバス亭に近いせいか、夕方は学生たちで賑わうこの喫茶店だったけれど。
今日は比較的空いていて。奥の人があまりいない方の席に私達は座った。
「紫乃さん、何にしますか?」
卓さんからメニューを渡されて。
私は‥‥少し戸惑って。
「‥‥紅茶で、お願いします」
「すみませーん、コーヒーと紅茶で」
最近自分でメニューを決めることなんて無かったから‥‥少しドキマキする。
時間を取らせない――そう言った卓さんだったけど、
卓さんは話をなかなか切り出せないでいて。
私達はここから歩いて直ぐの喫茶店に向かった。
――カランコロン
少しレトロな喫茶店の戸を開けると耳に心地良いベルの音が鳴り響いて。
コーヒーの香りに包まれる。
その喫茶店は昔からこの場所にあるお店。
平日のお昼どき。
ランチのお客さんがチラホラと見えて。
場所がバス亭に近いせいか、夕方は学生たちで賑わうこの喫茶店だったけれど。
今日は比較的空いていて。奥の人があまりいない方の席に私達は座った。
「紫乃さん、何にしますか?」
卓さんからメニューを渡されて。
私は‥‥少し戸惑って。
「‥‥紅茶で、お願いします」
「すみませーん、コーヒーと紅茶で」
最近自分でメニューを決めることなんて無かったから‥‥少しドキマキする。
時間を取らせない――そう言った卓さんだったけど、
卓さんは話をなかなか切り出せないでいて。

