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アンバランスなsweet
第3章 秘密

「ごめん、後ろ通るから。」
トイレに立ったのであろう、熊さんが私の後ろを通るから、少し前に出て身体を寄せて。
私の後ろを通る際に、熊さんは後ろから私の頭をくしゃっとする ー‥。
「ふふっ、紫乃ちゃんは、相変わらず緊張しぃ、だな。」
なんて、私に向かって微笑むから、
ドキドキドキドキドキドキドキドキ ー‥‥
心臓が凄い早さで動いている。
ただでさえ男性に免疫が無い私には刺激が強すぎて。
ー‥ その大きな手、温もりに勘違いしそうになる。
熊さんは誰に対しても、フレンドリーで。里花さんに対してはデレデレで。
私のことは妹見たいに思ってくれてるんだ‥。
そう、頭では解っているけど、ドキドキはなかなか止まらなくて‥。
こんな想いを私が抱えていることは、大好きな里花さんには絶対に知られたくない。
里花さんだけじゃなくて、誰にも。
だって相手は既婚者だし。
きっと私に好かれても迷惑なだけだし。
気持ちを封印して、鍵をしっかり掛けておかなきゃ。
‥そんな私の決意を嘲笑うかの様に‥、その秘密は既に暴かれていたことにもその時は気が付かずにいたのです。
トイレに立ったのであろう、熊さんが私の後ろを通るから、少し前に出て身体を寄せて。
私の後ろを通る際に、熊さんは後ろから私の頭をくしゃっとする ー‥。
「ふふっ、紫乃ちゃんは、相変わらず緊張しぃ、だな。」
なんて、私に向かって微笑むから、
ドキドキドキドキドキドキドキドキ ー‥‥
心臓が凄い早さで動いている。
ただでさえ男性に免疫が無い私には刺激が強すぎて。
ー‥ その大きな手、温もりに勘違いしそうになる。
熊さんは誰に対しても、フレンドリーで。里花さんに対してはデレデレで。
私のことは妹見たいに思ってくれてるんだ‥。
そう、頭では解っているけど、ドキドキはなかなか止まらなくて‥。
こんな想いを私が抱えていることは、大好きな里花さんには絶対に知られたくない。
里花さんだけじゃなくて、誰にも。
だって相手は既婚者だし。
きっと私に好かれても迷惑なだけだし。
気持ちを封印して、鍵をしっかり掛けておかなきゃ。
‥そんな私の決意を嘲笑うかの様に‥、その秘密は既に暴かれていたことにもその時は気が付かずにいたのです。

