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アンバランスなsweet
第3章 秘密
‥いいな。羨ましい。


同じ親から生まれて、同じ様な物を食べて育ってきた筈なのに‥なんでこんなに違うのだろう ーー‥。



考えても仕方無い不毛な所に思考が行き着いて、頭をぶんぶん振って、頭から追い出した。



お風呂に入れば浴室は薔薇の香りに充ちていて。


今日の入浴剤は薔薇かな?なんて思う。最近母親が入浴剤に凝っていて、毎日お風呂は違う香りがするのだ。


ふわっと香りに包まれる。
その香りは私の固まっている心を優しくくるむ。



浴槽にゆったりと浸かり、体を伸ばして。
今日の疲れを洗い流した。



‥ パシャ。



今日の飲み会のことを、思い出す。


嫌でも、失礼なアイツの顔が頭に浮かぶ。



私をデカ女って呼ぶ、チビな真くん。

女の子を診療所に運んで来た時の真剣な様子の真くん。

熊さんのことを信頼していて、周りの同僚から可愛がられている真くん。


態度がでかくて。私の秘めた思いに気がついてしまった彼。



熊さんの気を引きたいだなんてとんでもない!
里花さんを悲しませたりしたくないし。私じゃ、お話にならないもの。



ー‥でも。






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