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アンバランスなsweet
第18章 突風
「紫乃さん?」


下から里奈ちゃんに覗き込まれて。

里奈ちゃんの瞳が――どうしたんですか?そう問いかけるかのように揺れていたけど……


急に、その大きな少しタレ目な瞳が笑いを帯びて。


「今日は…逃がしませんからね」


そう宣言した里奈ちゃんは私に不敵な笑みを浮かべた。

私達しかもう居ない更衣室。
里奈ちゃんは私にどんどん近づいてくる。


「……里奈ちゃん?」

私は後ろに下がるしかなかった。
後ろを振り返る事もできなくて――――…。


そのままジリジリと、
小柄な里奈ちゃんに壁に追い詰められて。


――――ドンっ


私の右腕のすぐ脇に里奈ちゃんの細い腕が勢い良く突かれる。
里奈ちゃんの気迫に圧されて私はそのまま動けなくなる。



「最近の紫乃さんおかしいです。私のこと避けてますよね。

目が合えば反らしちゃうし。逃げるように帰っちゃうし。
凄く痩せてしまったし……。

私!
紫乃さんと一緒にコンビ二のスィーツの話や、
新しいスカートを縫う話とか、
雑貨屋さんに可愛いペンギンの便箋が入荷した話なんか!

とにかくそんな女の子がする話をするのが好きだったのに…。

イキナリ避けられて。

紫乃さんに、私嫌われる様なこと…しました?

今日は、絶対紫乃さんの口から聞く!
そう決めてきたんです」



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