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アンバランスなsweet
第19章 紅い花

「紫乃、紅茶で良い?」
「あ、うん」
キッチンから片桐さんの声がして。
「紫乃が持ってきてくれたゼリーは後は夜に食べようか。大家さんからお土産に貰ったシュークリームがあるんだ」
そう言って、カタカタとキッチンで支度している音がして。
「運ぶの手伝います!」
急いで立ち上がったその拍子に躯がぐらつく。
咄嗟に側のシェルフにつかまり、
躯を支えて立ち上がる。
その時……
チラリと見えた写真。
シェルフの一番上。
普通の身長の女の子ならば気がつかないかもしれない高い位置。
置かれた箱達に守られる様にひっそりと
その写真立てはそこにあって。
―――……青いワンピース?
「大丈夫か?紫乃……今、音しなかった?」
「だっ、大丈夫!」
片桐さんが紅茶とシュークリームをトレーに乗せてキッチンから運んできてくれた。
「あ、うん」
キッチンから片桐さんの声がして。
「紫乃が持ってきてくれたゼリーは後は夜に食べようか。大家さんからお土産に貰ったシュークリームがあるんだ」
そう言って、カタカタとキッチンで支度している音がして。
「運ぶの手伝います!」
急いで立ち上がったその拍子に躯がぐらつく。
咄嗟に側のシェルフにつかまり、
躯を支えて立ち上がる。
その時……
チラリと見えた写真。
シェルフの一番上。
普通の身長の女の子ならば気がつかないかもしれない高い位置。
置かれた箱達に守られる様にひっそりと
その写真立てはそこにあって。
―――……青いワンピース?
「大丈夫か?紫乃……今、音しなかった?」
「だっ、大丈夫!」
片桐さんが紅茶とシュークリームをトレーに乗せてキッチンから運んできてくれた。

