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第4章 正反対な女の子

ノッポの私とミニサイズの里奈ちゃん。
痩せてる私とグラマラス体形な、里奈ちゃん。



見た目は正反対な私達だけれど‥。共通していることが一つあって。



ーー 着る服が、無いのだ。



私とは正反対な理由で規格外な彼女は、私と同じ理由で手芸部に入部して来た。



私は手芸部への入部動機が自分の服を作れる様になりたい！だったから。



里奈ちゃんも、ウエストに合わせるとお尻がパンツに入らないとか、ブラウスはバストに合わせて購入すると他が長すぎるとか、色々不都合を抱えていて‥。



そんな私達は意気投合して。仲良くなるのにさほど時間は掛からなかった。



私は編み物が得意になったし。里奈ちゃんは型紙をおこして、縫製が出来るようになって。中々有意義な部活動だったな、なんて思う。



久しぶりに会ったから、懐かしいことを思い出して楽しくなった。



面接に来るナースは3人位居るらしいけど、里奈ちゃんが選ばれたらいいな‥、なんてね。