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アンバランスなsweet
第4章 正反対な女の子
受付の里花さんの元に向かおうとしたその時、その薬局の休み処の椅子に‥。



ー‥ くつろいだ様子の真くんがいた。



(なんでここに真くんが?)



私に気付いた真くんが、「どーも」と軽く会釈して。


「ばあちゃんの処方箋頼まれて来た。」


と、ニカっと笑った。


『‥‥‥様』

里花さんの優しくお客様を呼ぶ声に、真くんは立ち上がると、受付のカウンターへ向かう。


(先日の遥ちゃんといい、真くんは家族の面倒見のいいタイプなのかな?)


ひとしきり薬剤師の先生からお薬の説明を受けた後、里花さんと真くんが楽しそうに談笑していて。


真くんの会計が済んで、私が里花さんに話かけようとしたら、帰りがけの真くんが、


「お前、絶対こいよな!」


そう私に向かって叫んで。薬局から出て行った。


ーー???


一体何のこと?と不思議に思って。


里花さんの方を見ると、意味深な感じで笑っていた。


そうそう!私、里奈ちゃんのことをを聞きにきたんだった!


「里花さん。里奈ちゃん、先日、うちの診療所の面接に来てたんですけど‥。‥結果、どうでした?」


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