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アンバランスなsweet
第4章 正反対な女の子
「うふふ。里奈が明日からお世話になります。
紫乃ちゃんと同じ職場だから、嬉しいって言ってたよ。」

「私も里奈ちゃんと一緒に働くの楽しみです!」



里花さんはニコニコと、そんな嬉しいことを言ってくれるから、私も思わず笑顔になってしまう。



「でね!紫乃ちゃんにお願いがあるんです。」


里花さんが私に可愛い顔をぐっと近づける。

(里花さん目力半端無いです‥。)


「来週の日曜日に、私達夫婦と仲間達とスキーに行って貰えないかしら‥。」


その里花さんの言葉に絶句する。

スキー‥。ここ雪国で育った私だけれど。小中高と計12年間授業でやらされたけれど!

無理です!もう7年近くスキー履いて無いし。
ウエアも靴も板もポールも無いですってば!


「む‥り、ですぅ」


語尾も小さくしゅんとして、断りの言葉を口にする私に、里花さんから、


「片桐くんが未希ちゃんのことが気になる見たいなの。
紫乃ちゃんが一緒なら、未希ちゃん誘いやすいし。
里奈も一緒だから紫乃ちゃんがいたら、あの娘も楽しいと思うんだけど‥、どうしてもダメかしら?」


そう言われて。


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