この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アンバランスなsweet
第22章 波の音と恋の終わり


「紫乃の身長、気にならないんた、お前。
そんなにチビななりして。本気で何とか出来ると思ってる?
お前、紫乃が泣きたい時に肩を貸せるのか?
隣を堂々と恋人だって胸張って歩いてやれるのか?
女性は案外そういうの気にするもんだぜ」


俺のコンプレックス。
チビだと言うその身体的特徴をついてくる片桐さんに、正直ムカついた。

中学生か!

片桐さんの理屈だと、チビな男は好きな女を守れないって理屈になる。
世の中にはそんな男はごまんといて。
案外幸せに暮らしてる訳で。

片桐さんのその言葉。
いつもは冷静な彼の口からのそんな発言。
弱い所をついてくるその態度から、片桐さんのその余裕が口だけなのは明らかだった。


「……そうかも知れませんね。
でも、それは片桐さんには関係ないことだ。
片桐さんに心配して貰わなくても、それは紫乃が決める」


片桐さんの手にしていたタバコから、その燃えさしの灰がボロリと落ちた。


/466ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ