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アンバランスなsweet
第5章 変化

ぼーっとしていた私を小馬鹿にするように「し、の、ちゃん。」と名前を強調して呼ぶ真くん、誰のせいよっ!とムカついて。
ーー前言撤回!やっぱり、いけすかないーっっ!
そう思う紫乃であった。
****
「今日はバタバタしましたねー」
更衣室で、里奈から話かけられた。
救搬されてきた患者様。
結局検査の結果は取り立てて大きな病変は無かった。
もともと眩暈の薬を服用しているその患者様は、前の日あまり良く眠れていない様子だったらしい。
ケガはちょっと縫合が必要だったけれど、無事済んで。明日から毎日処置に通うとのことだった。
今日は点滴と眠剤の処方があり、無事に家族と帰宅した患者様にほっとして。
あぁ、また思い出しちゃったじゃないの!
「紫乃先輩‥、顔が可笑しいですぅ。」
里奈ちゃんが私の顔をみてクスクス微笑んでいる。
(自分が可愛いからって!可笑しいは酷いよ!)
そんな気持ちが、顔に出ていたのか里奈ちゃんは、
「可笑しいのは、くるくる変わる紫乃先輩の表情ですよ~!」
なんて言って、まだ笑っている。
ーー前言撤回!やっぱり、いけすかないーっっ!
そう思う紫乃であった。
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「今日はバタバタしましたねー」
更衣室で、里奈から話かけられた。
救搬されてきた患者様。
結局検査の結果は取り立てて大きな病変は無かった。
もともと眩暈の薬を服用しているその患者様は、前の日あまり良く眠れていない様子だったらしい。
ケガはちょっと縫合が必要だったけれど、無事済んで。明日から毎日処置に通うとのことだった。
今日は点滴と眠剤の処方があり、無事に家族と帰宅した患者様にほっとして。
あぁ、また思い出しちゃったじゃないの!
「紫乃先輩‥、顔が可笑しいですぅ。」
里奈ちゃんが私の顔をみてクスクス微笑んでいる。
(自分が可愛いからって!可笑しいは酷いよ!)
そんな気持ちが、顔に出ていたのか里奈ちゃんは、
「可笑しいのは、くるくる変わる紫乃先輩の表情ですよ~!」
なんて言って、まだ笑っている。

