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アンバランスなsweet
第5章 変化
そのスカート丈は膝丈で。制服のスカートよりはちょっと長めな感じだけれど。
でも。制服は制服だから、仕方ない。そう割りきれるから穿けてる訳で。
私みたいな女の子らしくない人間にはスカートは似合う訳無い!そういう思いが強くて。
少女の頃の悲しい思い出に胸がつまる。
「「紫乃ちゃん!似合うね~!」」
ナースの山口さんと栗原さんの声が響いて。
壁に設えてある姿見の前に連れていかれた。
ーーこれが、私のスカート姿?
柔らかな薄いオレンジのスカートは緩やかなラインを描いて紫乃のヒップラインに沿って下に向かって落ち、薄い躰のラインをカバーしていて。
膝から下に伸びた棒の様な足が、すっと美しく見えた。
「ねっ、紫乃先輩はスカートが似合うんですよ!」
そういって微笑む里奈ちゃんはやっぱり天使ちゃんだった。
何ごとも食わず嫌いはダメだなーなんて思ってしまった瞬間で。
ーーでも、少し恥ずかしい。
正直な紫乃の感想だった。
でも。制服は制服だから、仕方ない。そう割りきれるから穿けてる訳で。
私みたいな女の子らしくない人間にはスカートは似合う訳無い!そういう思いが強くて。
少女の頃の悲しい思い出に胸がつまる。
「「紫乃ちゃん!似合うね~!」」
ナースの山口さんと栗原さんの声が響いて。
壁に設えてある姿見の前に連れていかれた。
ーーこれが、私のスカート姿?
柔らかな薄いオレンジのスカートは緩やかなラインを描いて紫乃のヒップラインに沿って下に向かって落ち、薄い躰のラインをカバーしていて。
膝から下に伸びた棒の様な足が、すっと美しく見えた。
「ねっ、紫乃先輩はスカートが似合うんですよ!」
そういって微笑む里奈ちゃんはやっぱり天使ちゃんだった。
何ごとも食わず嫌いはダメだなーなんて思ってしまった瞬間で。
ーーでも、少し恥ずかしい。
正直な紫乃の感想だった。