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アンバランスなsweet
第25章 繋がる気持ち

―――もしかしたら、足が痛むの?
今日の真くんは大活躍だった。
休みを返上しての消火作業。
躯を張るそのお仕事に、尊敬の念を抱かずにはいられない…。
気を張っての、真くんの仕事は危険と隣合せなことも少なくはないだろう。
戻ってすぐ――また仕事にとり掛かるのは、もしかしたら気持ち的に大変なのかもかもしれない。
―――少し、息抜きしたいのかな。
そんなことを想像したら、静かな方が良いのかな、なんて。
なんだか真くんに話し掛けるタイミングを失ってしまう。
何も話せないまま、
車は河川公園の駐車場にたどり着いてしまって。
真くんに言われたように、私は車を河川公園の駐車場に停めたのだ。

