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アンバランスなsweet
第25章 繋がる気持ち

冬の間、排雪場所になっていた駐車場には、集められた雪が雪山になっていた。

降り始めた雨は、更に雨足が強くなる。
その春の雨が、春になってもまだ融けきれずにいる、土で黒く汚れた冬の名残を融かしていく。


「―――雨、降ってきたな。」

「そうだね。」


嵐になりそうな予感――徐々に強まる雨に、お互いそう口にした。


―――紫乃には、海での俺の叫びは聞こえていたのだろうか。


やはりそれが気になってしまう俺は、二人きりになると、なんだか照れ臭くて、紫乃の方を真っ直ぐには見れない。


――――好きだ。


そう、海で叫んだ気持ちに偽りは無い。

あの時は、紫乃の気持ちを振り向かせたくて、そのことで頭がいっぱいで。

俺は―――自分の気持ちを叫ばずにはいられなかった。




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