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アンバランスなsweet
第26章 繋がった気持ち

「お前…なんで煽るかな。
これでも、俺、凄く我慢してるんだぜ」
「……がまん?」
「そうだよ。付き合った日に――そのまま車の中でなんて、やっぱりマズイだろ?」
……そのまま車の中で――――!!
真くんのその言葉に私は思わず息を飲む。
キスの甘い雰囲気に夢中な私は、重なった唇…熱を帯びていく躯が持つ、その先の想像をする余裕なんかなかった。
熱っぽい口調で真くんが口にしたその言葉に、その温もりの先、キスの行き先を想像させられ、顔に熱が集まってしまう。
―――でも、それは……。

