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アンバランスなsweet
第7章 思惑の裏側で

熊さん夫婦の邪魔をする気は、当たり前だが本人には無いようだ。
頼まれたわりには紫乃自身に会う機会もなく、そのこと自体を忘れていた俺だが、この間診療所で会って、思い出したのだ。
里花さんが話していた、熊さんが手を差し伸べそうな女の子が診療所にいたことを。
里花さんのことが大好きな紫乃‥、
熊さんへの気持ちは憧れの域を出ることは無さそうだ。
本人はどうもコンプレックスの塊で、自分に自信が無いのがこの間の飲み会のオドオドした態度からもハッキリしている。
でも、仕事しているアイツは‥そんなことを気にしていないからから凄く生き生きしていて‥
‥綺麗だった。
アイツは仕事には自信があるんだな。
診療所で会う紫乃は物腰が柔らかいのに、テキパキしていて。オドオドしていないのだ。
ーー自分に自信を持てばかなり変わるタイプだろう。
俺自身がコンプレックスの塊だった少年時代があるからこそ、紫乃の気持ちは解るんだ。
ーー でも、気付いては居ない紫乃は相変わらずで。
頼まれたわりには紫乃自身に会う機会もなく、そのこと自体を忘れていた俺だが、この間診療所で会って、思い出したのだ。
里花さんが話していた、熊さんが手を差し伸べそうな女の子が診療所にいたことを。
里花さんのことが大好きな紫乃‥、
熊さんへの気持ちは憧れの域を出ることは無さそうだ。
本人はどうもコンプレックスの塊で、自分に自信が無いのがこの間の飲み会のオドオドした態度からもハッキリしている。
でも、仕事しているアイツは‥そんなことを気にしていないからから凄く生き生きしていて‥
‥綺麗だった。
アイツは仕事には自信があるんだな。
診療所で会う紫乃は物腰が柔らかいのに、テキパキしていて。オドオドしていないのだ。
ーー自分に自信を持てばかなり変わるタイプだろう。
俺自身がコンプレックスの塊だった少年時代があるからこそ、紫乃の気持ちは解るんだ。
ーー でも、気付いては居ない紫乃は相変わらずで。

