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アンバランスなsweet
第7章 思惑の裏側で
--こっち見ろよ。
そんな気持ちを掻き立てられるのだ。
******
道の駅に着いた俺達。
紫乃は助手席で小さな寝息をたてて眠っているようだ。
だいぶ顔色が戻り、俺はほっとした気持ちになる。
涙の跡をその白い肌に残して眠っている紫乃はあどけない少女の様で。
「里奈ちゃん、ジュース買いに行こうか!」
「はいっ。真さんは何飲みますか?」
「まことー、コーヒーでいいか?」
「あー、俺コーヒーだめなんで。コーラで。」
俺の憂いを裁ち切る様に、後ろの二人の声がして。
片桐さんと里奈ちゃんが飲み物を買って来てくれる様だ。
コーヒーが苦手な俺はコーラを頼んだ。
「紫乃さん‥良く寝てる。」
里奈ちゃんが紫乃の顔を覗き込み、優しい表情をみせた。
「すぐ戻って来ますもん。真さんも一緒に行きましょう!」
俺に向けた里奈ちゃんの表情は‥うらおもての無い真っ直ぐな笑顔。
その笑顔は俺のタイプで。
少し‥ドキッとした。
そんな気持ちを掻き立てられるのだ。
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道の駅に着いた俺達。
紫乃は助手席で小さな寝息をたてて眠っているようだ。
だいぶ顔色が戻り、俺はほっとした気持ちになる。
涙の跡をその白い肌に残して眠っている紫乃はあどけない少女の様で。
「里奈ちゃん、ジュース買いに行こうか!」
「はいっ。真さんは何飲みますか?」
「まことー、コーヒーでいいか?」
「あー、俺コーヒーだめなんで。コーラで。」
俺の憂いを裁ち切る様に、後ろの二人の声がして。
片桐さんと里奈ちゃんが飲み物を買って来てくれる様だ。
コーヒーが苦手な俺はコーラを頼んだ。
「紫乃さん‥良く寝てる。」
里奈ちゃんが紫乃の顔を覗き込み、優しい表情をみせた。
「すぐ戻って来ますもん。真さんも一緒に行きましょう!」
俺に向けた里奈ちゃんの表情は‥うらおもての無い真っ直ぐな笑顔。
その笑顔は俺のタイプで。
少し‥ドキッとした。