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アンバランスなsweet
第8章 ドキドキのスキー‥

でも‥。里奈ちゃんに早く追い付きたい私はそれ所じゃなかった。
「両膝をくっくけて内腿に、力入れて。」
背後から回った熊さんの手が私の内腿を軽く叩いて。
その時‥、ふっと熊さんのつけているコロンの香りが鼻をかすめるー‥。
そのとたん急に熊さんと自分の距離を意識した。
「早く内腿に力をいれて。
入れたら両足の親指に力を入れて。スキーの板の内側のエッジを立てる様にするんだ。」
熊さんはポールでコツコツとスキー靴の内側を叩いて、エッジを立てることを促すけれど、
熊さんが近すぎてそれどころじゃなかった。
顔に熱が上がっていくのが分かる。
だって、憧れの人がこんなに近くにいたらドキドキが止まらなくなるのは当たり前だ。
熊さんはただ、私にボーゲンを思い出させようとしているだけなのに。
里花さんの旦那様にこんな気持ちを抱いちゃダメなのに。
「紫乃ちゃん、そのウエア、可愛いね。」
熊さんに耳元でささやかれ思わず、体がびくっとする。
「両膝をくっくけて内腿に、力入れて。」
背後から回った熊さんの手が私の内腿を軽く叩いて。
その時‥、ふっと熊さんのつけているコロンの香りが鼻をかすめるー‥。
そのとたん急に熊さんと自分の距離を意識した。
「早く内腿に力をいれて。
入れたら両足の親指に力を入れて。スキーの板の内側のエッジを立てる様にするんだ。」
熊さんはポールでコツコツとスキー靴の内側を叩いて、エッジを立てることを促すけれど、
熊さんが近すぎてそれどころじゃなかった。
顔に熱が上がっていくのが分かる。
だって、憧れの人がこんなに近くにいたらドキドキが止まらなくなるのは当たり前だ。
熊さんはただ、私にボーゲンを思い出させようとしているだけなのに。
里花さんの旦那様にこんな気持ちを抱いちゃダメなのに。
「紫乃ちゃん、そのウエア、可愛いね。」
熊さんに耳元でささやかれ思わず、体がびくっとする。

