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アンバランスなsweet
第8章 ドキドキのスキー‥

私より少しだけ大きな熊さんが私の背後に立っていて。
耳の高さ位にある熊さんの顔に、エスコートされてるみたいな気分になる。
里花さんの旦那様なのに。
男のひとに慣れていない私。
熊さんの優しさは私だけ特別じゃないって頭では解っているのだ。
ーーだけど。
こんなにスキーが下手くそな私に付き合ってくれて。親身になって指導してくれた熊さんの包容力に‥優しい大人の魅力にー‥。
心がざわめき、
熊さんの大切な女の子であるような錯覚に捕らわれてしまそう。
ほのかな憧れだった熊さんに対する自分の気持ちが、加速度を付けて熊さんに傾いて‥。
お昼になれば、他のみんなと共にロッジでランチをする。
それまでの時間はあと30分余り。
このリフトでのひとときが熊さんと二人きりな時間の最後になるはずだ。
ーーこのリフトに乗ってる最中だけでイイ‥私だけの熊さんでいて欲しい‥。
そんなことを思う自分に少しだけ‥戸惑う。
耳の高さ位にある熊さんの顔に、エスコートされてるみたいな気分になる。
里花さんの旦那様なのに。
男のひとに慣れていない私。
熊さんの優しさは私だけ特別じゃないって頭では解っているのだ。
ーーだけど。
こんなにスキーが下手くそな私に付き合ってくれて。親身になって指導してくれた熊さんの包容力に‥優しい大人の魅力にー‥。
心がざわめき、
熊さんの大切な女の子であるような錯覚に捕らわれてしまそう。
ほのかな憧れだった熊さんに対する自分の気持ちが、加速度を付けて熊さんに傾いて‥。
お昼になれば、他のみんなと共にロッジでランチをする。
それまでの時間はあと30分余り。
このリフトでのひとときが熊さんと二人きりな時間の最後になるはずだ。
ーーこのリフトに乗ってる最中だけでイイ‥私だけの熊さんでいて欲しい‥。
そんなことを思う自分に少しだけ‥戸惑う。

