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アンバランスなsweet
第8章 ドキドキのスキー‥

ーー優しくしてやる
そんな言葉を吐いたのがウソの様にそれからの真くんの指導はスパルタだった。
リフトから降りて、ゲレンデを滑り降り始めてからロッジに辿りつくまでの間、ずっと真くんの口やかましい指導が続いて。
「腰が退けてる!怖いからって後ろに体重を掛けるな」
「膝をちゃんと曲げろ!」
「曲がる方向に頭を向けろ!」
「転ぶ時は尻から!」
全然優しく無いんですケドーっ!
でもなんだかいつもの口が悪い真くんに私は少しだけ安心する私がいる。
そして、何とか斜面を滑り切った私。
凄く嬉しくて、ヤッター!って達成感に包まれた。
私は思わず真くんの方を見てしまう。
「紫乃、やったじゃん。」
真くんの笑顔が眩しかった。
ストレートに心に入り込んでくる、その笑顔。
熊さんに感じていたドキドキとは少し違うそのトキメキは、もっとずっとピュアな気持ち。
私に遠慮する事なく、どんどん意見を(大抵ダメ出し!)ぶつけて来る真くん。
困った時は手を差しのべてくれるけれど、私が自分で頑張る事を応援してくれる真くん。
上手く出来た時私を認めてくれた真くん。
そんな言葉を吐いたのがウソの様にそれからの真くんの指導はスパルタだった。
リフトから降りて、ゲレンデを滑り降り始めてからロッジに辿りつくまでの間、ずっと真くんの口やかましい指導が続いて。
「腰が退けてる!怖いからって後ろに体重を掛けるな」
「膝をちゃんと曲げろ!」
「曲がる方向に頭を向けろ!」
「転ぶ時は尻から!」
全然優しく無いんですケドーっ!
でもなんだかいつもの口が悪い真くんに私は少しだけ安心する私がいる。
そして、何とか斜面を滑り切った私。
凄く嬉しくて、ヤッター!って達成感に包まれた。
私は思わず真くんの方を見てしまう。
「紫乃、やったじゃん。」
真くんの笑顔が眩しかった。
ストレートに心に入り込んでくる、その笑顔。
熊さんに感じていたドキドキとは少し違うそのトキメキは、もっとずっとピュアな気持ち。
私に遠慮する事なく、どんどん意見を(大抵ダメ出し!)ぶつけて来る真くん。
困った時は手を差しのべてくれるけれど、私が自分で頑張る事を応援してくれる真くん。
上手く出来た時私を認めてくれた真くん。

