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アンバランスなsweet
第9章 本音と建前と自分の気持ちと

今日はアイツの色んな顔を知った。
相変わらずオドオドしている紫乃。
具合が悪くて青い顔をしていた紫乃。
無防備な顔で眠っているアイツは少女みたいに頼りなくて。
スキーウエアを似合うと言われてはにかむ紫乃。
熊さんに対して‥色付いた表情で見つめていたアイツに、なんだかムカムカした。
里花さんとの約束もあり、強引に熊さんから引き離したけれど、あの表情はヤバイだろ?
熊さんも確実に気がついていたと思う。
だから‥。俺はリフトであんな言葉をー‥。
『紫乃は優しくされたら誰でもいいのか?』
『誰でも良いなら俺がお前に優しくしてやる。
だから熊さんのことなんか忘れろよ。』
思い出すと赤面ものだが、俺が優しくしてやりたかったんだ。
リフトから降りて。
自分自身の力を信じて滑り終えた時の紫乃の笑顔は、体の内側からあふれ出たものでーー‥。
正直、ドキッとさせられて。
心をぎゅっと捕まれた気がした。
風呂に浸かりながら色んな紫乃を思い出してニヤニヤする。
相変わらずオドオドしている紫乃。
具合が悪くて青い顔をしていた紫乃。
無防備な顔で眠っているアイツは少女みたいに頼りなくて。
スキーウエアを似合うと言われてはにかむ紫乃。
熊さんに対して‥色付いた表情で見つめていたアイツに、なんだかムカムカした。
里花さんとの約束もあり、強引に熊さんから引き離したけれど、あの表情はヤバイだろ?
熊さんも確実に気がついていたと思う。
だから‥。俺はリフトであんな言葉をー‥。
『紫乃は優しくされたら誰でもいいのか?』
『誰でも良いなら俺がお前に優しくしてやる。
だから熊さんのことなんか忘れろよ。』
思い出すと赤面ものだが、俺が優しくしてやりたかったんだ。
リフトから降りて。
自分自身の力を信じて滑り終えた時の紫乃の笑顔は、体の内側からあふれ出たものでーー‥。
正直、ドキッとさせられて。
心をぎゅっと捕まれた気がした。
風呂に浸かりながら色んな紫乃を思い出してニヤニヤする。

