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アンバランスなsweet
第9章 本音と建前と自分の気持ちと

『女の子みたいだね。』
それは俺の最大のコンプレックス。
どうも、俺の顔は世にいう美人らしい。
幼い頃は良く母親に女装させられたし。
病弱で、線の細かった俺は、身長も余り伸びずにチビままだし。
髪の毛だって坊主じゃ無かったし。
体毛もあんまり濃くないし。
中学生の頃までは性別を知らない歳上の男子高校生とかに告られたりして。
――でも、俺は健全な男子で生憎そっちの趣味は無い。
高校生に入学した時に、一念発起して。
コンプレックス克服の為に躯を鍛え始めた。
人は一つだけでも何か自信がつくモノが出来ると心が少しだけ強くなる。
もともと負けず嫌いな質だ。
健康的になり、体力も付いて。
あんまり女性には間違われなくなった俺は、今の職業を選んだわけだが。
里奈ちゃんはそんなことは知るよしも無いだろう。
だからこその何気無い言葉。
「喉仏、飲み込む度にびくびくしてる。」
喉渇いてたんだねー、その言葉に考え過ぎだったかな‥と一人思う。
それは俺の最大のコンプレックス。
どうも、俺の顔は世にいう美人らしい。
幼い頃は良く母親に女装させられたし。
病弱で、線の細かった俺は、身長も余り伸びずにチビままだし。
髪の毛だって坊主じゃ無かったし。
体毛もあんまり濃くないし。
中学生の頃までは性別を知らない歳上の男子高校生とかに告られたりして。
――でも、俺は健全な男子で生憎そっちの趣味は無い。
高校生に入学した時に、一念発起して。
コンプレックス克服の為に躯を鍛え始めた。
人は一つだけでも何か自信がつくモノが出来ると心が少しだけ強くなる。
もともと負けず嫌いな質だ。
健康的になり、体力も付いて。
あんまり女性には間違われなくなった俺は、今の職業を選んだわけだが。
里奈ちゃんはそんなことは知るよしも無いだろう。
だからこその何気無い言葉。
「喉仏、飲み込む度にびくびくしてる。」
喉渇いてたんだねー、その言葉に考え過ぎだったかな‥と一人思う。

