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第2章 出合いは最悪

内線で更衣室のナースと、自宅へ戻ったドクターを呼んで。



「先生直ぐ来ますから。熱を測って待っていてくださいね。」



チビ男に、体温計を押し付けた。




保険証が無いと言うチビ男からカルテの頭書きを作成するに最低限の情報を聞き出し大急ぎでカルテを作成する。



事務員の出来ることはこれぐらいで。後はドクターとナースにお任せだ。



ーー 頑張れ！遙ちゃん！（カルテ作成時に名前を確認しました☆）



その時‥。


「 すいませんっ！！うちの子、来てますかっ？！」


チビ男に運ばれてきた女の子のママらしき人が診療所に駆け込んできて。



提示された保険証を預り、家族だと確認して。



点滴の指示が出て、処置室にいた遙ちゃんとチビ男の元へと案内した。




時計をみたらもう午後6時をまわっている。


（あーあ、飲み会始まっちゃったな‥。）



ナースに内線した時に、未希ちゃんにも急患のことが伝わってるはずだから、遅れてる訳はメンバーに伝わっているはずだけれど。



「栗原さん、鈴井さん、もう上がっていいですよ。」



ドクターが、後は自分がやるから帰っていいって言ってくれて。



「「すみません。では、お先に失礼させて頂きます」」


私とナースの栗原さんは帰宅出来ることになった。