この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アンバランスなsweet
第10章 ひらきはじめた蕾

「そんなっ!真くん、ちが‥」
「ああ。紫乃ちゃんは俺と付き合うことになったから」
私の声に被せるように片桐さんの声が響いて。
さっき、返事は急がないって言ったのに――‥。
私まだ片桐さんに返事してないのに――‥。
「紫乃‥そうなのか?」
《あんな奴‥すっ、好きでも何でも無いっすよ。》
さっきの真くんの言葉が私の頭の中でこだまする。
真くんは私の事が好きじゃ無いのに―‥。
《紫乃は本当に誰でもいいんだな!》
ヒドイよ。誰でも良くなんか無いのに―‥。
その時、片桐さんの手がそっと私の手を握った。
大丈夫だよ、俺がついてる――そう言われている様な気がして。
私は――‥。
「そうだよ。真くん。私‥片桐さんと付き合うことしたんだ。」
「ああ。紫乃ちゃんは俺と付き合うことになったから」
私の声に被せるように片桐さんの声が響いて。
さっき、返事は急がないって言ったのに――‥。
私まだ片桐さんに返事してないのに――‥。
「紫乃‥そうなのか?」
《あんな奴‥すっ、好きでも何でも無いっすよ。》
さっきの真くんの言葉が私の頭の中でこだまする。
真くんは私の事が好きじゃ無いのに―‥。
《紫乃は本当に誰でもいいんだな!》
ヒドイよ。誰でも良くなんか無いのに―‥。
その時、片桐さんの手がそっと私の手を握った。
大丈夫だよ、俺がついてる――そう言われている様な気がして。
私は――‥。
「そうだよ。真くん。私‥片桐さんと付き合うことしたんだ。」

