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アンバランスなsweet
第11章 不審な影

そう笑う啓子先輩。
「今日は旦那が結衣をお風呂に入れて寝かし付けてくれるから大丈夫~!」
「それより紫乃ちゃんのスマホ光ってるよ?ダーリンからのメールじゃない?」
啓子の言葉にスマホをみればメールがきたことを告げていた。いつもならすぐに開くそれも、今日はなんだか開く気がしなかった。
(レセプト残業中だし。家に帰ってゆっくり見よう‥。)
昨日からの大雪で外は凄い事になっていた。
北国の冬は一月の中旬から二月いっぱいまでが本番で――。雪に閉ざされた白い空間。
朝から絶え間なく降った雪。
日中は設備の職員が敷地内の除雪をしてくれるのだが、残業中に降り積もった雪は20㎝を超えている。
「寒――いっ!」
職員玄関からみんなで外に出て。事務長が施錠してくれている間に、スノーダンプで職員玄関の回りを少し雪かきして。
「おつかれ様でしたー」
「おつかれ様」
自家用車で帰る人はこれから車の雪かきがあるから、駐車場へ向かって。
それを見送り、
紫乃は自宅が歩いて10分程度なので、歩いて自宅に帰ろうとしたその時‥。
「今日は旦那が結衣をお風呂に入れて寝かし付けてくれるから大丈夫~!」
「それより紫乃ちゃんのスマホ光ってるよ?ダーリンからのメールじゃない?」
啓子の言葉にスマホをみればメールがきたことを告げていた。いつもならすぐに開くそれも、今日はなんだか開く気がしなかった。
(レセプト残業中だし。家に帰ってゆっくり見よう‥。)
昨日からの大雪で外は凄い事になっていた。
北国の冬は一月の中旬から二月いっぱいまでが本番で――。雪に閉ざされた白い空間。
朝から絶え間なく降った雪。
日中は設備の職員が敷地内の除雪をしてくれるのだが、残業中に降り積もった雪は20㎝を超えている。
「寒――いっ!」
職員玄関からみんなで外に出て。事務長が施錠してくれている間に、スノーダンプで職員玄関の回りを少し雪かきして。
「おつかれ様でしたー」
「おつかれ様」
自家用車で帰る人はこれから車の雪かきがあるから、駐車場へ向かって。
それを見送り、
紫乃は自宅が歩いて10分程度なので、歩いて自宅に帰ろうとしたその時‥。

