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第2章 見られていた日常

男性経験は少なくはない



二股をかけた事もあれば
遊びの恋もした

一夜限りの性欲の処理のSexにも罪悪感なんてなかった



童顔で穏やかに見える外見と
情熱的で奔放な内面が
玄人受けしたのか…


水商売のすれた男が
私に溺れていた





私は決して弱くはない


男に無駄な貢ぎもしない



無駄な愛情も与えない





そんな私は
平凡を選んで結婚をした




ﾀｶｵに出会うまで
たった一度の浮気もせず


貞淑な妻であり

賢い母であり





そんな仮面を被っていた私を
見抜いたかのように
男は私の手を掴み
自信に満ちた目で私を見た