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ブラックチョコレート
第2章 決戦までの準備
ママが作ってくれたラーメンを食べ終わると、
自室に戻ってネットでいろいろ検索をした。
彼氏と旅行なんて初めてだ。
それも自分から誘うなんて・・・
ドキドキする!
星弥くん、喜んでくれるかな。
夕方になって、スーパーで食材を買ってから
星弥くんの部屋に戻った。
夕飯を作り終わって、星弥くんの帰りを待つ。
でも21時になっても、22時なっても、
星弥くんは帰って来なかった。
そのうちにわたしは、
ダイニングテーブルに突っ伏したまま
いつのまにか寝てしまっていた。
「紅里!風邪ひいちゃうよ!起きて!」
体をゆさゆさと揺らされ、
星弥くんの少し大きな声が聞こえた。
「ん・・・星弥くんおかえりなさい
・・・遅くまでお疲れ様」
まだ少し寝ぼけた頭で、
わたしの横に立つ星弥くんの顔を見上げた。