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ブラックチョコレート
第2章 決戦までの準備



「遅くなってごめんね、
 バレンタイン近いから仕込みとかあって」


もしかして、今週末って、会えない?

忙しいよね?

会いに来ないほうが、いいのかな。



「お風呂沸いてるから、星弥くん先入って」

「紅里もこんなとこで寝ちゃって、体冷えたろ?
 今日は俺と一緒にはいろ?」

「でも夕飯あっためなきゃ」

「お風呂出てから、一緒にやろ?」


星弥くんは、いつも優しい。

こんな遅くまで働いて、絶対疲れてるのに。


「うん、一緒に入る」


星弥くんはすごく嬉しそうに笑って、
わたしの腕を引っ張り、椅子から立ち上がらせてくれた。


その後はイチャイチャしながら一緒にお風呂に入り、
キッチンで一緒にスープを温めたり、おかずを温めたりして
遅い夕飯を一緒に食べた。



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