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ブラックチョコレート
第3章 バレンタインデー
「なんかごはん作っちゃうから、
星弥くん先にお風呂入って!」
「はいよ、ありがと」
わたしの頭を少し撫でると、
リビングから出て行った。
すぐにキッチンに行くと、簡単な夜食を作った。
星弥くんがお風呂から出てきて一緒に夜食を食べる。
そのうちに、いつのまにか日が変わって
2月14日になっていた。
「あっ!」
「どうした?」
「星弥くんにね、バレンタインのプレゼントがあるの!」
「え?ケーキじゃなくて?」
「うん!こっちがメインと言いますか・・・」
椅子から立ち上がり、
リビングに置いてある物を取りに行った。
「星弥くん、これ・・・
バレンタインのプレゼントです」
「開けてもいい?」
「どうぞ」
星弥くんが、ラッピングされた物を
丁寧に開けているところを
気に入ってくれるか少し心配して、
ドキドキしながら見つめた。