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ブラックチョコレート
第4章 旅行に行こう
星弥くんの顔を見ると、恥ずかしそうに少し笑って
手を繋いだまま、その場を後にした。
お土産コーナーに行くと星弥くんのテンションは上がって
「体験工房行こう!」
と今にもスキップしそうな程はしゃいでいた。
ステンドグラスやアクセサリーやキーホルダー、万華鏡など
いろんな物を作ることが出来るらしくて
どれにしようかすごく迷った。
「お揃いがいいなー」
「じゃあアクセサリーは無理だな」
「キーホルダーかハットピンとかかな」
「俺んちの鍵付けるキーホルダーにする?」
「うん!それがいい!」
つきあってから、すぐにもらった星弥くんの部屋の鍵。
今は自宅の鍵と一緒に付けていて
星弥くんの部屋の鍵専用の物が欲しかったから
それをお揃いで持てることがすごく嬉しかった。