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ブラックチョコレート
第1章 わたしの彼は



そんなに期待した目で見られても困る!


ニコニコと上機嫌な星弥くん。


「ねぇ紅里?」

「なに?」

「エッチしよ?」


彼はそう言うと、わたしの返事も聞かず
部屋の電気を消した。



「するって言ってないじゃん!」

「俺がしたいの」



ベッドまで連れて来られると、一緒に布団の中に入った。

布団が温まる前に脱がせてくるから、
冷たい布団が体に付くとヒヤッとした。


「紅里、鳥肌たってる」

「だって布団まだ冷たいんだもん」

「俺があっためてあげるから・・・」


星弥くんの顔が近づいてキスをされる。

綺麗な顔が、妖艶なものに変わって、深いキスになる。

この瞬間が、すごく好き。



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