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煮詰めたシチュー
第5章 雑記 恋がつくるモノ
しばらく歩いたところで公園を見つけ、そこで菓子パンをかじって時間を過ごしました。
ぼんやりと考えました。
私は独身ですが、相手は違う。
幸せであろう家庭を捨てて私と付き合う訳がありません。私もそんなことを望んでいません。
じゃなぜ自分がここにいるのか、あてもなく何をしに来たのか。そこの結論が出ない。
奥さんは一度だけ私とセックスをした。恐らく若い私への同情だったのでしょう。それを証拠にあの日から一度たりとも連絡はない。私の想いは奥さんには迷惑にしかならないだろう・・・。