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煮詰めたシチュー
第6章 雑記 夢の、また夢
同性愛、とりわけゲイに関していえば前々から思っていたことがあります。
以前チアキと顔を出したゲイバーでのことです。
あのお店には沢山の外国人ゲイがホステスとして働いていました。
タイ、フィリピン、マレーシア、中国、韓国など、彼らが話す母国語と日本語と英語が飛び交い、店内は吹奏楽部の朝練のようなけたたましさで騒々しく賑やかでした。
とにかく着飾りようがギランギランで派手なのです。何度か仰け反りました。
もはや武装ともいえるオーバーデコレーションなまでのメイクや衣装をまとい、男性としての没個性を謀ることで自身の根幹を成す¨オンナの成分¨を満足させるのでしょう。
けして青々したヒゲソリ跡を隠すためだけではないようです。