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煮詰めたシチュー
第6章 雑記 夢の、また夢
人が繰り返す悲劇の根源には、異端を弾こうとする人間の差別意識が横たわっているのだと思います。
他者とのちょっとした¨違い¨が命のやり取りにまで発展してしまうのです。
いい加減、気付かなければいけない。
主流ではないというだけでからかったり、余計な手出しをしたり、いらぬ口出しをすることが、いかに残酷で野蛮な行為であるかということを一人一人が肝に銘じなければいけない。
違いを認め、他を侵さない。
他者の自由を侵した上に成り立つ正義は間違っている。
それが成熟したと評価されるヒト社会の在り方ではないか、と思うのです。
もしかしたら慎むべきことが自分たちにもあるのではないかと、社会が掲げる常識を疑ってみるのも大事だと思います。