この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
煮詰めたシチュー
第2章 雑記 ジブンのカタチ
   
峠の途中で、私の前に現れた得体の知れない綿菓子は雲海の一部だったのです。
そして私は無謀にもこの雲海を抜けてきたのでした。

生まれて初めて見た光景に、私は驚きのあまり一気に血が流れ、鼓動が両肩までも震わせました。しばらく声を出すこともできず、息苦しくなりました。

眼前の大きなカンバスの中で、自分は筆先から伝い落ちた絵の具の一滴にもならない。
なのにこれだけ巨大なものが自分の視界に収まっている。
不条理ともいえる私と雲海の関係。そこに何か畏れのようなものを感じ、感動を越えた無力感に苛まれ、止め処なく涙がこぼれました。



   
/303ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ