この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
妄想チャンネル 〜タイムトラベル〜
第2章 ch.1:欲深なシンデレラ
リモコンは気づくと咲子の手におさまっていた。
「え、ちょっ、これっ。」
「きっと、貴方だけの素敵な世界へ、導いてくれるでしょう。」
そう言い残すと、謎の少女は咲子の一瞬のまばたきとともに姿を消した。
「い、今のは、幻覚?」
状況が未だのみ込めずにぽかんとしてやっと出た言葉。
しかしそれは、幻覚ではなかったのだと自分の手のひらをみて確認する。
「このリモコン・・・本当にタイムトラベル出来るものなの?」
とても信じられない話。
これほど都合のいいモノ、あるわけがない。
「・・・。」
わかってはいても、落ち着いて再びリモコンに目をやると、もしかしたらって感情が芽生える。
もし、これが爆弾だったら?
でも、逆に本物だとしたら?
長い長い葛藤に駆られる。
恐怖、欲望、恐怖、欲望。
「な、何も起こらないっていう事もあり得るし・・・。」
恐怖よりも、欲望が勝ったようだ。
「え、ちょっ、これっ。」
「きっと、貴方だけの素敵な世界へ、導いてくれるでしょう。」
そう言い残すと、謎の少女は咲子の一瞬のまばたきとともに姿を消した。
「い、今のは、幻覚?」
状況が未だのみ込めずにぽかんとしてやっと出た言葉。
しかしそれは、幻覚ではなかったのだと自分の手のひらをみて確認する。
「このリモコン・・・本当にタイムトラベル出来るものなの?」
とても信じられない話。
これほど都合のいいモノ、あるわけがない。
「・・・。」
わかってはいても、落ち着いて再びリモコンに目をやると、もしかしたらって感情が芽生える。
もし、これが爆弾だったら?
でも、逆に本物だとしたら?
長い長い葛藤に駆られる。
恐怖、欲望、恐怖、欲望。
「な、何も起こらないっていう事もあり得るし・・・。」
恐怖よりも、欲望が勝ったようだ。