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妄想チャンネル 〜タイムトラベル〜
第2章 ch.1:欲深なシンデレラ
「タイムトラベル、したってこと・・・?」
「おお・・・っ。」
ゆっくりと、靴に右足を通す。
サイズはピッタリ咲子の足に合っていた。
そしてポケットの重みに気づきそっと取り出す。
「そ、それは!!!」
それは、紛れもなく、もう片方の靴。
使いや、同行した兵士たちは飛び跳ねて喜んでいた。
「私、私、本当に・・・?」
「さあ、我々と王子様の元へ行きましょう!」
「は、はい!!!」
信じられない!
けど、頬をつねると痺れる痛みが襲う。
現実だ。
本物だ。
あまりにも色々と唐突で頭が混乱しながらも、お城へ向かう馬に跨りながら王子様の事を考えていた。
「私が、小さい頃から憧れていた王子様と・・・。」
夢でしか会えなかった理想の人。
本当に、会える日がくるなんて。
長い長い道のりを過ぎ、お城に到着すると、使いに案内されながら先走りそうになるのを抑えて歩く。
いかにも、と言わんばかりの大きな扉の前で立ち止まる。
「おお・・・っ。」
ゆっくりと、靴に右足を通す。
サイズはピッタリ咲子の足に合っていた。
そしてポケットの重みに気づきそっと取り出す。
「そ、それは!!!」
それは、紛れもなく、もう片方の靴。
使いや、同行した兵士たちは飛び跳ねて喜んでいた。
「私、私、本当に・・・?」
「さあ、我々と王子様の元へ行きましょう!」
「は、はい!!!」
信じられない!
けど、頬をつねると痺れる痛みが襲う。
現実だ。
本物だ。
あまりにも色々と唐突で頭が混乱しながらも、お城へ向かう馬に跨りながら王子様の事を考えていた。
「私が、小さい頃から憧れていた王子様と・・・。」
夢でしか会えなかった理想の人。
本当に、会える日がくるなんて。
長い長い道のりを過ぎ、お城に到着すると、使いに案内されながら先走りそうになるのを抑えて歩く。
いかにも、と言わんばかりの大きな扉の前で立ち止まる。