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英里を調教 <大学生編>
第4章 少し昔話 私と真紀の出会いのお話
 六月になって梅雨になって、私はレイプされた。
 学校の先輩に告白され、断ったらその場で犯された。

 部屋に戻って、暗い顔をしている私に真紀は、どうしたの、って聞いてきた。
 私は、ぽつりぽつりと話した。

 真紀は自分のことのように泣いて怒ってくれた。

 ぶるぶる体を震わせて泣いている私をお風呂に入れて暖めてくれ、一緒の布団で眠ってくれた。

 その日、私ははじめて女の子と体を重ねた。

 慰めるように、汚れを清めるように、真紀は私の体を優しく抱いた。


 真紀の舌が私の舌に絡む。
 男の人のとのキスと違い、柔らかくて優しいキスだった。

 長い長い、優しいディープキス。
 お互い裸の体を密着させて。

 女の子の肌にそうやって触れるのがはじめてだった私は、はじめは緊張してたけど、きめの細かくて柔らかい、男の人のとは全然違う肌の感触と、その優しいキスにすっかり力を抜くことが出来た。

 安心出来たから。

 その舌は耳から首筋、鎖骨を通って、胸へ。

 小さい舌を回すようにして、私の乳首を、舌で包み込むように。

「あ…ん…真紀…」
「私がきれいにしてあげるね。全部忘れて私に任せて」
「ん…あ、んん…」

 乳首を丁寧に舐め、もう片方の胸を撫でるように包むように、真紀の暖かい手のひらがそっと触れる。
 細い指の、かすかに触れる感触に、私はまた声を漏らす。

 真紀の舌はさらに下へ。
 唾液の跡を残しつつ、お腹、腰骨、太もも─

 足の付け根の辺りを舌が細かく上下する。

 性器でもないそこを舌で愛撫されて、こんなに気持ちがいいのだと、はじめて知った。
 男の子との、射精が目的のセックスとは全然違う。
 挿入を急いですぐに割れ目に手を伸ばす、そんなセックスとは違う、女の子だから分かる、女の子の気持ちのいいところをくすぐるような舌の動き。

 いつの間にか私は腰をよじって、その真紀の舌が与えてくれる快感に酔っていた。

 同じように、割れ目も、その中も、クリトリスも、舌が優しく這い回る。
 真紀に舐め取られても、さらにどんどん溢れてくるくらいに私は濡れた。
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