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英里を調教 <大学生編>
第4章 少し昔話 私と真紀の出会いのお話
 くちゅくちゅと、粘液の擦れる音。
 私と真紀の喘ぎ声。
 ぎしぎしと軋むベッド。
 体に伝わる真紀の体重、体温。
 溶けて混ざった二人の汗と粘液。

 その全てが私の気持ちを盛り上げる。

「真紀、私…また…イきそうっ…! んぁっ!」
「私も…んっ! イきそ…志穂…イきそう…!」
「あぁん、あっ…真紀…イく…イくっ!」
「一緒に…志穂、一緒に…ああっ! あっ!」


 体を密着させ、私は真紀の細い体を力いっぱい抱きしめて、再びの絶頂を迎えた。
 同時に果てた真紀も、私の上でぐったりと力なく体を崩れさせる。

 まだ荒い息を繰り返す私に、真紀は、いちばん優しくていちばん愛の篭ったキスをしてくれた。


 それから私達は体の関係を続けた。
 真紀のおかげで私は、男の子とのセックスでもイくことが出来るようになり、ますますその快楽に溺れていった。

 人生の中で、相性のいい人と出会えるのは、本当に倖せだと思う。
 私と真紀は、性格も体の相性もぴったりだった。

 その後、真紀から『裏』のサークルに誘われ、私はそこに参加した。
 女の子が好きな女の子にとっては、そこそこ有名だったらしく、すぐに何人かと関係を持ったけど、やっぱりいちばんは真紀だった。

 同じ部屋に住む私達は、オナニーを覚えたばかりの男子中学生のように、毎日体を重ねた。

 一年後、私が寮を出ることになった時に、泣いて引き止めてくれた。
 私が出た後、真紀も一人部屋に移った。
 今でも時々、真紀の部屋を訪ねるし、私の部屋に真紀が遊びに来ることもある。

 今でも、そしてきっとこれからも、最高の友人として私と真紀は付き合っていく。

 私が寮を出る前の夜。一緒に住む最後の夜。
 私と真紀は、何度も何度も交わって、お互いに泣きながら、何度も果てては交わった。

 あの夜のことを、きっと一生忘れない。
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