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英里を調教 <大学生編>
第8章 海へ旅行! 英里ちゃん透けて見えちゃいそうだよ
 私達は自分の分の水着しか持っていなかったし、困ったことに、貧乏旅行。
 行って帰ってギリギリのお金しか持ってない。
 新しい水着も買えず困っていると、真紀の水着のパレオが、英里ちゃんの水着の色と同じ。
 英里ちゃんの水着は、二年前、達也君と三人で海に行った時に新しく勝った、白と青のストライプの水着。
 それの上を着け、薄手だけど長いパレオを何重かに腰に巻くと、なんとか誤魔化せそうだった。
 英里ちゃんは、さすがに恥ずかしがってたけど、せっかくの海、せめてビーチにだけでもってことで、その格好で行くことになった。
 濡れると透けちゃうかもだから、海へは入れないけどね。

 私達は、昨日の英里ちゃんの事情を知っている。
 英里ちゃんを何とかして楽しませてあげたかった。

 ビーチにパラソルを立て、お留守番の英里ちゃんのそばに必ず一人は残って、みんなは海へ。
 一人だと退屈だろうし、可愛い英里ちゃんは、一人でいたら絶対ナンパされちゃう。
 普段英里ちゃんとなかなかゆっくり話すことのない子も、英里ちゃんとたくさんおしゃべりしてくれてた。

 私達、特に私と真紀は、英里ちゃんや友恵ちゃんみたいな子を見ると、えっちではついSになっちゃうし、他の子も英里ちゃんのえっちな姿を見ている子もいるけど、基本的にそれ以外では、みんないい人ばっかりなのが、このサークル。
 大学一の仲良しサークルって言われるけど、特に『裏』の子達はみんな仲良し。
 えっちな集まりでもあるから、体の関係があって、その相性が良くて、それで仲がいいっていうのもあるかもだけど、そうじゃなくても、みんな心優しい仲間達。
 
 大学生活四年で手に入れた、私の自慢の友達だよ。

 みんな英里ちゃんに気を使って優しくしてくれている。
 英里ちゃんに関しては、私とは子供の頃からの知り合いで、その私や真紀と一緒にいることが多いから、なかなか英里ちゃんとゆっくり話をする機会がない子もいる。
 そんな子達も代わる代わる英里ちゃんのもとへ行ってはおしゃべりして、英里ちゃんも楽しそうにしている。
 
 嬉しいよ、みんな。ありがとね。
 
 だから、私も十分に海を楽しめた。
 でも昨日も寝不足もあって疲れちゃったので、英里ちゃんとお話してた子と入れ替わりで、ビーチに戻った。
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