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主人公らしくない主人公に恋をして。
第1章 「常識なんて、クソくらえぇぇ!!!」
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はぁぁぁぁ…
やっと、椅子に座れたぁ。
もー、上松先生ってお説教長いんだよね。
そんな感じで、やっと解放された。
「よ!桜。今日も怒られてたね~。」
「…あ、美鶴~。もー、最悪だよ~。」
「まぁまぁ、ほら、高宮君なんて…」
ほら、と美鶴が指を指したのは
「…くー…くー…」
「…なんで、あんなにすぐ寝れるの…」
もう呆れ声しか出てこない…。
「…ははは」
私はもう、疲れて声が……
「木谷さん、」
「…ん?何、松本君。」
松本君は私の隣の席の住人。
「…悪い、次の授業の教科書見せてもらってもいい?忘れちゃって…」
「次~?うん、いいよ、」
「サンキュー、助かる!」
そう言って、松本君は机を隣へ移動させた。