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第10章 縛る人
ヒロが特別、縛りが上手とは思わない。
メディアに出るような緊縛師に縛ってもらった事もあるし、撮影仲間も吊りなどが安定して出来る分、ヒロよりは確実に勉強している。

だが愛華は今まで縛られた誰から縛られるよりも、自分を失うほど感じていた。
憧れの緊縛師に縛られたときよりずっと。
上手い下手よりも、縛る人・・・だれに縛られるか。それが一番大事なんだなぁとつくづく思った。

「っ、ヒロくん、もう、変になりそう・・・」
「もうそんなに感じてるの?」
「うう、ヒロくん~~」
「じゃあ愛ちゃんの好きな鞭で打ってあげる」

ヒロがにこにこと鞭を取り出す。
バラ鞭、編み込みのバラ鞭、一本鞭。

「どれがいい?」
「っうう~~迷う~~」

泣きそうな顔なのに、どの鞭で叩かれようか迷う愛華が可笑しくて、ヒロは思わず吹き出した。

「う~~・・・じゃあ、あみあみがいい・・・」

あみあみ、とは編み込みのバラ鞭を愛華が使うときの愛称である。
房のひとつひとつが一本鞭のように編まれており、
バラ鞭の重さと一本鞭の鋭さが組み合わされたような強烈な刺激が味わえる。

「コレがいいの?ほんとに痛いの好きだねぇ」
「んう~、好き・・・」

答えながらも、もうその鞭を受ける気で
縛られたまま四つん這いになろうとする。

「っと、大丈夫?」
「うん~」

上半身を頭と肘で支えたまま、交尾するメス猫のように尻だけを突き上げて鞭を待つ。
その背中にヒロは鞭で触れ、愛撫するようにスルスルと房を這わせた。

「っあ、はアァ・・・」

鞭が体に触れる、それだけで愛華は熱い吐息を漏らす。頭がボーッとして背中を這う鞭の感触以外どうでもよくなる。

パシッ、パシッ・・・
ヒロがアタリをつけ始めた。

「はぁっ、ハアッ、ハアッ!」

愛華の呼吸が荒くなり、突き出した尻に力が入っているのがよくわかる。それを読み取ったヒロが鞭を振り下ろす。

「っぐぁあ!!アアッ!!ぎゃあ!!!」

背中や尻を叩かれ続けるうち、愛華の体がガクガクと震え始める。
エンドルフィンが分泌されるのだろうか、こうなると鞭で叩かれる度に悲鳴ではなく嬌声が上がる。

「ッアァッ!ハァッ!あアアッ!!」

縛られたままの愛華はバランスを崩し、
ベッドに転がった。
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