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奴隷からのはじまり。
第1章 いち、奴隷になってよ。
「うん……」
玖路香が従うと、愛乃はドアを閉めて明かりをつけた。
そこは、部屋の中央に大きなベッドがある、寝室だった。ただ、くつろいだ雰囲気はまったくなく、妙な緊張感が漂っている。
「まだ、寝る時間じゃないと思うけど……なんでこんなとこへ?」
尋ねた玖路香に、愛乃は口角を上げて言った。
「今日で、友達やめようと思ったから」
美しい笑顔が、恐ろしかった。
彼女との友情をずっと守り通そうとしていた玖路香は、奈落に突き落とされた心地になって、潤み出した大きな目でそれを見つめた。
「何で? 私、何か悪いことした?」
悲痛な声は哀れに響いて、はたから見れば二人はとっくに対等ではないようにみえた。むしろ、最初から玖路香は、愛乃の美貌にとらわれた奴隷だったのかもしれない。
「べつに悪いことなんかしてないけど、わたし、友達はもういっぱいいるもん。だから、これ以上もういらないの。くうちゃんには、もっと特別なひとになってほしくて。たとえば、性奴隷とか」
にやっと笑った愛乃は、悪気のかけらもないように、悪戯っぽい仕草で、玖路香の顎のラインを撫でる。
ビクンと震えた玖路香は、自分より華奢で小柄で非力な愛乃に、微かな恐怖を覚えた。今すぐ逃げ出したくもなったが、それ以上に、きれいな彼女に見捨てられることが怖かった。
「試してみたいから、ちょっとパンツ脱いで」
玖路香のチェックのミニスカートの裾を軽くつまみながら、愛乃が軽く背伸びして囁く。
玖路香は、同い年の同性にやんわり脅されて、なぜかパンティの生地が湿るのを感じた。
「早く」
「……ぅ……」
切れ長の瞳が不機嫌を宿すのをみとめて、玖路香は、いやいやながら自身の下着に手をかけた。淡いピンクのつるんとした生地に触れた手は、それ以上動かない。心の底で、「冗談だよ」と許してもらえるのを期待していた。
玖路香が従うと、愛乃はドアを閉めて明かりをつけた。
そこは、部屋の中央に大きなベッドがある、寝室だった。ただ、くつろいだ雰囲気はまったくなく、妙な緊張感が漂っている。
「まだ、寝る時間じゃないと思うけど……なんでこんなとこへ?」
尋ねた玖路香に、愛乃は口角を上げて言った。
「今日で、友達やめようと思ったから」
美しい笑顔が、恐ろしかった。
彼女との友情をずっと守り通そうとしていた玖路香は、奈落に突き落とされた心地になって、潤み出した大きな目でそれを見つめた。
「何で? 私、何か悪いことした?」
悲痛な声は哀れに響いて、はたから見れば二人はとっくに対等ではないようにみえた。むしろ、最初から玖路香は、愛乃の美貌にとらわれた奴隷だったのかもしれない。
「べつに悪いことなんかしてないけど、わたし、友達はもういっぱいいるもん。だから、これ以上もういらないの。くうちゃんには、もっと特別なひとになってほしくて。たとえば、性奴隷とか」
にやっと笑った愛乃は、悪気のかけらもないように、悪戯っぽい仕草で、玖路香の顎のラインを撫でる。
ビクンと震えた玖路香は、自分より華奢で小柄で非力な愛乃に、微かな恐怖を覚えた。今すぐ逃げ出したくもなったが、それ以上に、きれいな彼女に見捨てられることが怖かった。
「試してみたいから、ちょっとパンツ脱いで」
玖路香のチェックのミニスカートの裾を軽くつまみながら、愛乃が軽く背伸びして囁く。
玖路香は、同い年の同性にやんわり脅されて、なぜかパンティの生地が湿るのを感じた。
「早く」
「……ぅ……」
切れ長の瞳が不機嫌を宿すのをみとめて、玖路香は、いやいやながら自身の下着に手をかけた。淡いピンクのつるんとした生地に触れた手は、それ以上動かない。心の底で、「冗談だよ」と許してもらえるのを期待していた。